自分のペースでのんびり過ごせるのが、この美術館の最大の魅力。庭園が広いので、気に入った場所でいつまでも写真を撮ったり、ベンチで音楽に耳を傾けたりできます。レストランは大人の雰囲気で一人でも入りやすく、ランチもティータイムもゆっくり楽しめます。急かされる感じがなく、半日かけてしっかり「自分の時間」を楽しめる場所です。
富士山を背にしたヨーロッパ風の庭園、どこからともなく聴こえてくる生演奏。河口湖にある音楽と森の美術館は、観光地によくある「賑やかな体験施設」とは一線を画す、大人のための静かな場所です。
何度も足を運んできた地元民として、本当に楽しむためのポイントをお伝えします。
富士山×ヨーロッパ庭園、この景色はここだけ

南仏を思わせる石畳、四季の花々、そして正面に富士山。こんな組み合わせが成立する場所は、日本でもほとんどありません。
晴れた日の午前中は特に光が美しく、写真を撮るだけで何時間でも過ごせます。混雑を避けたいなら平日の開館直後が狙い目。庭園をほぼ貸し切りで楽しめます。
絶対に体験してほしい3つのこと
① ダンスオルガンの圧倒的な迫力

1920年製、幅13m・高さ5mというスケールの自動演奏楽器。スイッチひとつで館内に響き渡る音量と、機械が奏でるとは思えない豊かな音色に、毎回思わず息をのみます。
日替わりで演奏曲が変わるのも楽しみのひとつ。入館したらまず演奏時間を確認して、ここに合わせてスケジュールを組むのがおすすめです。
② 毎日開催のミニコンサート(無料・入館料のみ)
館内では若手音楽家によるミニコンサートが毎日開催されています。クラシックの素養がなくても大丈夫。ランチを食べながら聴けるコンサートもあり、旅の中でちょっと贅沢な時間になります。
③ レストランで生演奏付きランチ
富士山と庭園を一望できるレストランでは、若手音楽家の生演奏を聴きながらランチが楽しめます。地元食材を使ったフレンチは量も見た目も◎。15時以降はスイーツメニューも登場します。
土日は結婚式や貸切が入ることがあるため、事前に営業確認を推奨。
Mrs. GREEN APPLEのMVロケ地でもある

夜の庭園、コンサートホール、オルガンホール——館内のさまざまな場所がMrs. GREEN APPLE「鯨の唄」のMV撮影に使われています。
ファンの娘を初めて連れてきたとき、「聖地巡礼だー!」と本気で興奮していました。ミセスファンの方は訪れる前にMVを予習していくと、さらに楽しめると思います。
ショップも侮れない
園内にはジブリ公式ショップ「どんぐりのいえ」があり、ジブリ音楽のオルゴールなどここでしか買えないアイテムが揃っています。隣のミュージアムショップも、音楽モチーフの雑貨や上品なオルゴールが並ぶ大人向けのラインナップです。
お土産を選ぶ時間も含めると、さらっと回って1.5時間、じっくり楽しむなら半日が目安。

富士山をバックにストリートピアノを弾く娘。楽器体験コーナーも充実しています。
訪れる前に確認しておくこと
- 営業時間・入館料:公式サイトで事前確認を
- ベストシーズン:春(桜)・秋(紅葉)は庭園が特に美しい
- 持ち物:歩きやすい靴推奨。石畳の庭園が広いのでヒールは向かない

※掲載の料金は取材時のものです。最新の入館料・営業時間は公式サイトをご確認ください。
アクセス Access
【高速バス直通(おすすめ)】 新宿バスタ・東京駅八重洲北口から美術館前まで直通バスあり。乗り換え不要で便利。 ※ハイウェイバスドットコム/発車オーライねっとで要予約 【電車+バス】 新宿駅 → 特急「富士回遊」→ 河口湖駅(約2時間・直通) 河口湖駅から周遊レトロバスで約26分(380円)またはタクシーで約16分(約2,000円) 土日祝は河口湖駅からの無料送迎バスあり 【車】 中央道・河口湖ICから国道137号で約15分 無料駐車場あり(普通車300台・道路向かい側)