テイクアウト専門なので、一人でも気軽に入りやすいお店です。店前の日当たりの良いガーデンチェアでパンをかじりながら八ヶ岳を眺める時間は、おひとりさまにぴったり。行列ができることがあるので、開店直後(8時)か平日がおすすめ。事前に食べたいパンをホームページで確認しておくと、スムーズに選べます。
扉を開けた瞬間、バターと小麦の香りが広がります。
奥から聞こえてくるのは、フランス語。八ヶ岳のふもと、白いログハウスのパン屋に、本場の空気が漂っています。
ル・プレジール・デュ・パン。北杜市でフランスパンを探すなら、外せない一軒です。
フランスで修行した職人が、八ヶ岳で焼くフランスパン
ル・プレジール・デュ・パンを営むのは、フランス出身のパン職人。フランスで修行を積み、日本の有名ブーランジェリーでも腕を磨いた本格派です。

得意とするのは、フランス伝統のハード系パン。余計なものを一切入れず、小麦・塩・水・酵母だけで勝負する直球スタイル。バゲットはパリのコンクールで3位を獲得しています。
噛みしめるほどに旨みが増す生地の味は、一度食べると「これがフランスパンの本来の味か」と気づかされます。

ハード系以外にも、菓子パン・焼き菓子・ケーキ類も充実。マドレーヌやカヌレなど日持ちする焼き菓子は、お土産にも喜ばれます。

何を買えばいい?迷ったらこの3品
種類が多くて迷ってしまうのがこのお店の魅力でもあり、悩みどころ。初めての方のために、まず試してほしい3品を紹介します。
バゲット(税込360円)
ザクザクした外皮の香ばしさと、しっとりもっちりした中身のコントラストが絶妙。程よく焦げた底の生地の風味は特に格別で、「フランスパンってこんなにおいしかったのか」と思わせてくれる一本です。

オーベルニャ(税込540円)
チーズ・ワイン好きに特におすすめしたい一品。ブルーチーズとくるみが入ったハード系で、口に入れた瞬間に広がる複雑な風味が癖になります。脂っこさがなく、ワインと合わせると止まらなくなります。

クグロフ(税込500円)
甘いパンが好きな方へ。ラムレーズンとシロップが混ぜ込まれたブリオッシュ生地で、サク・フワ・ジュワと3段階の食感が楽しめます。甘さ控えめで、コーヒーにもよく合います。

実際に訪れてみました
2026年1月、開店直後の8時に訪問。身を切るような寒さの平日朝でしたが、すでに数人のお客さんが来ていました。

八ヶ岳をバックに立つ白いログハウスと、はためくフランス国旗。店内に入ると、すぐにバターの香りに包まれます。奥からは店主のフランス語が聞こえ、まるでフランスの片田舎に迷い込んだような気分です。

焼き立てのフランスパンが左の棚にずらりと並び、右のショーケースにはガトーショコラ・チーズケーキ・キッシュ・サンドイッチも。


どれを選ぼうか迷っていると、どんどんお客さんが増えて、いつの間にか後ろに行列が。初めて行く場合は、あらかじめホームページで食べたいパンを決めていくのがおすすめです。
価格帯は400〜500円台が中心。ひとつひとつがずっしりと大きく、少食な方なら一つでお腹いっぱいになるほどの満足感があります。
イートインはありませんが、店前にガーデンチェアとテーブルがあり、晴れた日は八ヶ岳を眺めながらパンをかじれます。


自家製天然酵母で発酵させた食パンもおすすめ
すっと抜けた青空の下、バターと小麦の香りに包まれながらフランスパンをかじる——北杜市ならではの、贅沢な朝のひとときです。
※掲載価格は取材時のものです。最新の価格・営業時間・在庫状況は公式HPまたはインスタグラムをご確認ください。
アクセス Access
【車(推奨)】 JR小海線「甲斐大泉駅」から車で約5分。店舗前に無料駐車場あり(広い)。 北杜市内は車移動が基本のため、レンタカーがあると便利。 【徒歩】 甲斐大泉駅から徒歩約30分。駅からタクシー利用も可。