身曾岐神社|水面に浮かぶ能楽殿と野村萬斎の薪能。北杜の静かな異世界【北杜市】
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北杜市 / 2026.02.17 / 9 min read

身曾岐神社|水面に浮かぶ能楽殿と野村萬斎の薪能。北杜の静かな異世界【北杜市】

Misogi Shrine: A Floating Noh Stage, Mansai Nomura, and Sacred Silence in Hokuto

おひとりさま度 Solo Friendly
★★★★☆
静かさ Quietness
★★★★☆
穴場度 Hidden Gem
★★★☆☆
アクセス 🚗 Access (Car)
★★★☆☆
アクセス 🚃 Access (Train)
★★☆☆☆
🌿 おひとりさまでも楽しめる理由

広い境内を自分のペースで散策できます。能楽殿の前のベンチで水面を眺めながら過ごす時間は、ひとり旅ならではのぜいたく。写真撮影も誰にも気を使わずゆっくりできます。境内は明るく整備されており、スタッフも常駐しているので初めての方も安心。休憩所「養生館」でお茶を一杯いただきながら一息つくのも、おひとりさまにはちょうどいい時間の使い方です。

山梨県北杜市に、まるで異世界に迷い込んだような気分になれる場所があります。

身曾岐神社の、水に浮かぶ能楽殿です。

鳥居をくぐった先に現れる、水鏡の舞台。青い空と深い林を背景に、静かにたたずむその姿に、思わず足が止まります。派手な装飾はない。けれど、見た瞬間すっと背筋が伸びるような、凛とした美しさを感じます。

水に浮かぶ能楽殿|この景色のために来る価値がある

鳥居を抜け、広い境内を歩いていくと、さっと視界が開け、堂々とした能楽殿が現れます。


特に風のない日は、水面が鏡のようになり、能楽殿が上下に重なって映し出されます。建物そのものを見るというより、水と林と一体となった空間そのものを体験しているような感覚です。


忙しさで凝り固まった感覚が、水面を眺めているうちに少しずつ緩んでいく。身曾岐神社の能楽殿は、そんな非日常の時間を静かに与えてくれる場所です。

八ヶ岳薪能|野村萬斎が舞う、8月3日の夜

毎年8月3日に開催される「八ヶ岳薪能」は、この能楽殿が最も美しく彩られる夜です。

薪能とは、かがり火の明かりのもとで演じられる能のこと。日が落ち、空が群青色へと変わる頃、水に浮かぶ能楽殿は昼とはまったく違う表情を見せます。

※画像はイメージです

この舞台に、日本を代表する狂言師・野村萬斎が出演しています。

国内外で活躍する野村萬斎が、この能楽殿で薪能を演じ続けているという事実は、ここが単なる観光名所ではなく「本物の舞台」として認められている証でもあります。

チケット販売は毎年6月前半に神社で開始されます。確実に入手したい方は、事前に神社へ問い合わせた上で直接購入に訪れることをおすすめします。

映画・CMのロケ地|『イクサガミ』『鬼の花嫁』そしてauのCM

この幻想的な空間は映像作品の世界観とも相性が良く、神社全体が物語の舞台として繰り返し選ばれてきました。

Netflixで話題となった岡田准一主演の映画『イクサガミ』、永瀬廉主演の映画『鬼の花嫁』のロケ地として使用されています。

境内の休憩所「養生館」に貼られたポスター

さらに、2017年放送のauのCM・三太郎シリーズ「夏のトビラ・英雄だけの夏」篇では、水に浮かぶ能楽殿そのものが舞台となりました。

伝統芸能、映画、CM——ジャンルを問わずこの神社が選ばれ続ける理由は、ここが「物語の入り口」のような空気をまとっているからではないでしょうか。

ゆずの聖地|北川悠仁が結婚式・ライブを行った神社

身曾岐神社は、人気デュオ ゆず の聖地としても知られています。 ボーカル・北川悠仁がここで結婚式を挙げ、能楽殿でライブを行ったことから、ファンの間で”聖地”として親しまれています。

ゆずの北川悠仁がこの神社を選んだ背景には、家族と天照教との縁があります。宗教法人が運営する神社ですが、境内は一般に開放されており、参拝も観光も自由に楽しめます。

境内にはゆずの等身大キャラクターが飾られ、社務所ではゆずをモチーフとした「ゆず守り」や「ゆず絵馬」も販売しています。


とはいえ、実際に訪れると水に浮かぶ能楽殿の美しさや自然と一体化した境内の空気のほうが印象に残る神社です。「古代の雰囲気を感じる、美しい場所だな」という感想を持つ方が多いでしょう。

御朱印情報

身曾岐神社では、水に浮かぶ能楽殿をモチーフとした御朱印をいただくことができます。

受付日年中無休
受付時間(平日)9:00〜16:00
受付時間(土日祝)9:00〜17:00
初穂料500円

※行事・祭典の時間帯は対応が難しい場合があります。時間に余裕を持って訪れると安心です。掲載の料金は取材時のものです。訪問前に公式サイトで最新の料金・受付時間をご確認ください。

八ヶ岳薪能の季節(8月)に合わせて訪れるのが最もおすすめですが、能楽殿の水鏡は一年を通じて美しく、いつ訪れても非日常の時間が待っています。

アクセス Access

【車】 中央自動車道・長坂ICまたは須玉ICから約20分。無料駐車場あり。 【電車】 JR小海線「甲斐小泉駅」から徒歩約15分(約1.2km)。 JR中央本線「長坂駅」からタクシーで約15分。 ※北杜市内は車移動が基本。電車の場合は甲斐小泉駅からの徒歩が現実的な選択肢。